バリエーション関係
適用されるマーケットプレイス: アメリカ合衆国

バリエーション関係

バリエーション(親子関係とも呼ばれる)は、サイズ、色、フレーバーなどの特定の識別子によって互いに関連づけられる一連の商品のことです。出品情報に適切なバリエーション関係を設定すると、購入者は、1つの商品詳細ページでサイズ、色、その他の特性などのオプションを比較し、購入する商品を選択できます。たとえば、購入者が半袖Tシャツを検索する際、3つのサイズ(S、M、L)と3つの色(青、赤、黒)があるTシャツの商品詳細ページをクリックしたとします。この場合、購入者は色やサイズごとに商品詳細ページを個別に閲覧するのではなく、同じページで希望のサイズを選択し、3つの色のバリエーションから色を選択できます。

適切な親子のバリエーションの例:

  • サイズが異なる衣料品(S、M、L)
  • 色が異なる商品(青、赤、黒)

購入者に表示されるバリエーションの例を以下に示します。


バリエーション関係の要素

バリエーション関係には次の4つの要素があります。

  • 親商品: 親商品は子商品に関連付けるために使用する商品で、購入はできません

    Amazonカタログでは、子商品間の関係を設定するために親商品を使用します。たとえば、2種類のシャツの親商品が同じである場合、それらは関連のある子商品とみなされます。

  • 子商品: 親商品に関連付けられた商品

    子商品は親商品のバリエーションで、通常、1つの親商品には複数の子商品があります。各子商品には、サイズや色など、他の子商品とは異なる特徴があります。子商品には、親商品を1つのみ登録できます。親商品と子商品で「バリエーションファミリー」になります。

  • バリエーションのテーマ: 子商品間の関係

    バリエーションのテーマとは、1つの子商品が別の子商品に対して異なっている特徴です。子商品には複数のバリエーションのテーマを指定できます。たとえばTシャツには、色やサイズなどのバリエーションのテーマがあります。商品カテゴリーによって、商品の出品に使用できるバリエーションのテーマは異なります。たとえば、服&ファッション小物、旅行かばん&トラベル用品のカテゴリーでは、子商品のバリエーションのテーマとして、サイズや色などがあります。ペット用品のカテゴリーでは、バリエーションのテーマとしてフレーバー、香り、数量などがあります。

  • グループ項目: 同じファミリーに属する商品をまとめてグループ化できる商品

    グループ項目では、商品のバリエーションをどのように設定するかを定義できます。バリエーション内の商品はすべて、同じグループ項目を共有する必要があります。たとえば、「brand」(Amazon Essentialsなど)は、服&ファッション小物のグループ項目です。つまり、服&ファッション小物のバリエーションファミリーには、同じ「brand」(Amazon Essentials)の商品のみが含まれます。グループ項目は必須で、バリエーションファミリー全体で同一である必要があります。同じグループ項目の値を共有する同じ商品タイプの2つの商品は、同じバリエーションファミリーにグループ化できます。

注: バリエーションファミリーにおける「バリエーションのテーマ」と「グループ項目」の違いは、「グループ項目」ではすべての子ASINが同じである必要がありますが、「バリエーションのテーマ」の値は子ASINによって異なるという点です。たとえば、バリエーションファミリーのグループ項目が「メンズシャツ」で、バリエーションのテーマが色である場合、子ASINはすべて「メンズシャツ」ですが、子ASIN 1は赤色、子ASIN 2は白色になります。

以下の例では、異なる商品カテゴリーおける親子関係を表します。

服&ファッション小物: 下の画像では、半袖Tシャツが親商品であることが分かります。色やサイズが異なる「子」商品でバリエーションファミリーが作成されています。そのため、バリエーションのテーマは色/サイズになります。それぞれの組み合わせが子商品と見なされます。例:子商品1は半袖Tシャツ、青色、Sサイズで、子商品2は半袖Tシャツ、青色、Lサイズです。


エレクトロニクス、パソコン・周辺機器: 下の画像では、コンピューターモニターが親商品であることが分かります。色やサイズが異なる「子」商品でバリエーションファミリーが作成されています。そのため、バリエーションのテーマは色/サイズになります。それぞれの組み合わせが子商品と見なされます。例:子商品1はコンピューターモニター、黒色、サイズは21.5インチ、子商品2はコンピューターモニター、黒色、サイズは23インチです。


親子関係について

出品商品に対して適切なバリエーションのテーマが存在する場合は、必ず親子関係を設定してください。

バリエーション関係では、すべての関連商品をまとめて出品できるわけではありません。たとえば、Amazon Essentialsの靴下とAmazon Essentialsのシャツはどちらも服ですが、購入者の用途が異なるため、同じバリエーション関係でまとめることはできません。バリエーション関係で特定の商品をまとめて出品できるかどうかを判断するには、次を参考に判断してください。

  • 各商品で同一の商品名を共有することはできますか?
  • 購入者は、1つの商品詳細ページでそれらの商品を一度に確認できることを期待していますか?
  • 各商品は同じように機能し、購入者にとって同じ目的がありますか?
  • 各商品で異なっているのは、商品の機能や購入者の使用方法に影響しないくつかの方法のみですか?

親商品と子商品の出品方法について詳しくは、親子関係の設定方法をご覧ください。

カテゴリーレベルのガイダンス

  • 次のような方法で機能する商品については、バリエーション関係を設定しないでください。 バリエーションファミリー内の親商品と子商品には、同じ商品タイプ、ブランド名、商品名、類似した画像を設定することが重要です。機能的に異なる商品は、別の商品として取り扱う必要があります。
    • 例1: 携帯電話の充電ケーブルとポータブル充電器は、同様の用途(携帯電話を充電する)ですが同じ商品とは見なされないため、同じ商品詳細ページには出品できません。
    • 例2: 持ち手付きのノートパソコンバッグとノートパソコンのバックパックは、同様の用途(ノートパソコンを持ち運ぶ)ですが同じ商品とはみなされないため、同じ商品詳細ページに出品することはできません。
  • バリエーションのテーマを誤って使用しないでください。
    • バリエーションのテーマの例: 色とサイズのバリエーションのテーマには、色とサイズ以外の情報を含めないでください。たとえば、色のテーマを使用して異なる機種の電話を出品することはできません。
  • カテゴリーごとに標準のバリエーションのテーマとグループ項目を使用してください。 商品にバリエーションを設定する場合は、Amazonにおける標準のテーマとグループ属性を使用する必要があります。以下の表は、タオル、電球、インク、トナーの商品カテゴリーで承認されているバリエーションのテーマに関するAmazonのガイドラインです。
    • 標準のグループ項目とバリエーションのテーマの例: 「Amazon Essentials」の白い綿のTシャツ。ここでは、「Amazon Essentials」(brand)と綿(fabric_type)がグループ項目です。バリエーションのテーマは、色(白)とサイズ(M)です。これは標準のグループ項目とバリエーションのテーマの組み合わせです。
    • 上記の例では、「Amazon Essentials」の綿のTシャツと「Amazon Essentials」のフリースのTシャツをバリエーションファミリーで出品することはできません。これは、綿のTシャツとフリースのTシャツではfabric_types(グループ項目)が異なるため、同じ商品詳細ページにバリエーションファミリーとしてまとめて出品できないためです。

カテゴリー グループ項目 バリエーションのテーマ
TOWEL brand、fabric_type 色/サイズ
LIGHT_BULB brand、model_name、light_type、item_shape
LIGHT_BULB 色/サイズ
LIGHT_BULB サイズ
INKJET_PRINTER_INK brand、model_name、page_yield、compatible_devices
INKJET_PRINTER_INK 色/サイズ
INKJET_PRINTER_INK サイズ
LASER_PRINTER_TONER
LASER_PRINTER_TONER 色/サイズ
LASER_PRINTER_TONER サイズ

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