アメリカ合衆国の税および規制に関する注意事項

納税情報の収集と検証（税金に関する質問）

出品者がアメリカ合衆国の納税者の場合、出品用アカウントの税金に関する質問に回答することで、様式W-9または様式W-8BENでAmazonへ納税情報を提出できます。アメリカ合衆国の納税者は、税法を執行する目的で、納税者番号（TIN）の提供が米国内国歳入庁から義務付けられています。TINは、雇用者番号（EIN）または社会保障番号（SSN）である場合がほとんどです。

出品者が海外からの出品者でアメリカ合衆国の納税者でない場合も、税金に関する質問に回答する必要があります。税金に関する質問に回答することにより、出品者に適した納税フォームが作成されます。IRSの規定では、米国の納税者でない出品者に対し、米国課税報告義務を免除する目的で、W-8BENフォームをAmazonへ提出するよう義務付けられています。

その他の資料

出品者への支払取引に関する米国内国歳入庁（IRS）への報告制度

米国の税金に関する質問についてのよくある質問

米国内国歳入庁様式（IRS）1099-K - トランザクションの詳細についてのよくある質問

米国内国歳入庁様式（IRS）1099-K - 様式作成と支払先情報に関するよくある質問

売上税

Amazonの税金ポリシー、およびの売上税の計算や納付の義務を理解することは、出品者の責任です。これには、必要なすべての州への登録、税額計算設定の設定、注文に対して計算された税金の州への納付が含まれます。

注文時に徴税サービス法が施行されている州または管轄区域に商品が送られる場合、売上税はAmazonによって自動的に徴収され管理されます。 税金がAmazonによって自動的に徴収されない注文の場合、売上税の納税義務は出品者の責任となります。

出品者の納税義務についてご不明な点がある場合は、税務の専門家にお尋ねください。税務の専門家をご存知でない場合は、外部の税務専門家を参照してください。

関税と関税率制度

適用される関税と税金の要件など、アメリカ合衆国の関税に関するすべての法規を順守することは、出品者の責任です。個人か事業体かに関わらず、アメリカ合衆国に物品を輸入する場合は、輸入関税と税金の支払い義務が発生します。関税の対象とならない物品もあります。アメリカ合衆国税関国境警備（CBP）は、輸入業者にライセンスや許可書の所有を要求しません。輸入する物品によっては、他の機関が許可書、ライセンス、または証明書を要求する場合があります。

通関登録フォームに出品者の輸入者番号を記入します。この輸入者番号は、出品者のIRS事業所登録番号、または事業所をIRSに登録していない場合や事業所がない場合は社会保障番号です。

通関業者

配送業者によってアメリカ合衆国に到着した商品は、登録輸入者（IOR）が受領する必要があります。登録輸入者になることができるのは、所有者か購入者またはその委任された正社員、あるいは所有者、購入者、荷受人から指定された免許のある通関業者です。通関業者とは、アメリカ合衆国の関税法に基づいて、輸入物品の通関手続きなど関税に関し、輸入者の代理として認可された人のみを指します。通関業者はアメリカ合衆国税関国境警備局（CBP）によって免許を与えられた個人または法人で、必要な通関書類を準備して申請し、課された関税の支払いを手配し、CBPの保管場所から輸入物品を取り出す手続きを実施し、関税に関する各種手続きにおいて輸入者（主たる納税者）を代行します。これらのサービスの手数料は通関業者によっても実施するサービスの範囲によってもさまざまです。

通関業者を見つけるには、「Ports（港湾）」セクション（アメリカ合衆国税関国境警備局のウェブサイト）をご覧ください。輸入先の州を選択して都市名をクリックすると、都市情報の下に通関業者一覧のリンクが表示されます。

非居住輸入者の要件

アメリカ合衆国への物品送付は、非居住者（外国人）登録輸入者でも実行できます。非居住者登録輸入者になるには、非居住者の個人、共同経営者、または外国企業が、以下を実施する必要があります。

• 現地の代理人を任命する： 非居住者（外国人）登録輸入者は現地の代理人を任命し、書類の受け取りを代行してもらう必要があります。通常は、非居住者登録輸入者は現地の代理人として通関業者を指定します。非居住者登録輸入者は書面の委任状によってこの指定を行います。
• 関税支払保証書を入手する： 関税規制では、登録輸入者が現地の保証会社によって保証された輸入通関保証書（継続通関保証書とも呼ばれる）を申請する必要があります。保証書には2つの目的があります。第1に、登録輸入者が課された関税を支払えなかった場合に税関は保証を実施できます。第2に、IORは保証条件に違反することで発生するすべての予定損害賠償金に関して、当該保証条件に拘束されます。通関保証書の条件には、関税、税金、および手数料の支払い、速やかな登録の実施と完了、およびその輸入に関する書類および証明書の作成と5年間の保持などが含まれますが、これらに限定されません。税関は認可された保証会社のリストを保持しています。通常、保証人は登録輸入者が関税および手数料を支払うのに十分な資産を持っていることを確認するために何らかの財務情報を要求します。通関業者は、通関保証書の保証人を見つけられるようサポートし、保証書類を準備します。
• 登録輸入者番号を取得する： 登録輸入者はアメリカ合衆国の税関に登録輸入者ID番号を申請する必要があります。（これは通常、アメリカ合衆国の会社では会社のIRS番号であり、外国の事業体ではアメリカ合衆国の税関が割り当てた番号です）。通関業者も番号の取得をサポートできます。

知的所有権

出品者は、アメリカ合衆国で商品の出品に必要なすべての知的所有権（特許、商標、著作権など）を所有している必要があります。特に、出品商品が偽造品であってはなりません。禁止されている知的所有物を出品した場合は、出品者の出品が取り消されるか、出品者の出品権限が停止または解除される場合があります。出品者は、出品した商品が他者の知的所有権を侵害していないことを保証する責任があります。

商品詳細ページや出品情報の内容が禁止されている、法律に触れる可能性がある、または不適切であるとAmazonが判断した場合は、事前の通知なしに削除または変更される場合があります。

商品の法令遵守

国内出品者、あるいは海外出品者のどちらであっても、出品する商品が米国で出品可能かどうかを確認する責任は出品者が負います。これには、輸入商品をAmazonに配送するまたは購入者に直接配送することも含まれます。 アメリカ合衆国税関国境警備局（CBP）のウェブサイト（Amazon外）にアクセスして、アメリカ合衆国向けに輸入する制限対象商品（アメリカ合衆国CBPのウェブサイトからPDF形式の文書をダウンロード）に関する詳細情報をご確認ください。