アカウント健全性を確認する手順は、以下のとおりです。
アカウント健全性ページでは、パフォーマンスの目標の達成、およびAmazonで出品する際に求められるポリシーの遵守に関する出品用アカウントの概要を表示します。購入者へ満足度の高いサービスを提供するために、Amazonが求めるパフォーマンス目標を達成できない場合、Amazonはこれらの指標について措置を講ずることがあります。
Amazonでは定期的に出品者全員のパフォーマンスを調査し、目標を達成できていない場合には通達します。この調査の目的は、パフォーマンスの問題が出品者の出品権限に影響を与える前に、パフォーマンスを改善する機会を与えることです。パフォーマンスが非常に低い出品用アカウントは、直ちに停止される場合があります。
出品用アカウントが停止された場合でも、出品権限を回復することができる可能性があります。強制措置の要因となった問題を解決するためのパフォーマンス改善計画を提出することで、申し立てを行うことができます。出品権限の一時停止または取り消しへの対応をご覧ください。
アカウント健全性ページでは、出品用アカウントがさまざまな商品ポリシーの目標を達成しているかどうか、また以下のパフォーマンス指標を確認できます。
注文不良率(ODR)は、良好な顧客満足度を維持する能力を判断する主要な指標となるものです。これは、指定された60日間の合計注文数に対する注文不良数を割合で示したものです。注文不良には、以下のような種類があります。
キャンセル率とは、指定された7日間の注文に対し、出品者都合でキャンセルされた注文の割合を表したものです。キャンセル率は、出品者出荷にのみ適用されます。
この指標には、出品者がキャンセルしたすべての注文が含まれます。ただし、購入者がAmazonアカウントの注文キャンセルオプションでキャンセルを申請した注文は除きます。購入者がAmazonで直接キャンセルした保留中の注文は対象にはならず、出品者のキャンセル率にも影響しません。
Amazonのポリシーでは、出品者がAmazonで出品する場合、キャンセル率を2.5%未満に抑える必要があると定めています。キャンセル率が2.5%を超えていると、アカウントが利用停止になる可能性があります。
出荷遅延率(LSR)には、出荷予定日以降に出荷通知が送信されたすべての注文が含まれます。出荷遅延率は、10日間または30日間の注文の合計に対する割合です。出荷遅延率は、出品者出荷にのみ適用されます。
出荷予定日までに出荷通知を送信し、購入者が出荷された商品のステータスをオンラインで確認できるようにしてください。出荷遅延が確認された注文に関連して、以下のような結果を引き起こす可能性があります。
追跡可能率(VTR)は、指定された30日間の合計配送のうち、有効なお問い合わせ伝票番号が付いている配送の割合です。追跡可能率は、出品者出荷にのみ適用されます。
購入者は、お問い合わせ伝票番号を確認して、自分の注文した商品がどこにあり、いつ受け取れるのか知ることができます。追跡可能率は、購入者のその期待にどの程度応じられているかを反映したパフォーマンス指標です。USPS、FedEx、UPS、DHLなどの大手配送業者では、追跡サービスを無料で利用できるようになりました。
Amazonのポリシーでは、北米の出品者が米国内に配送する場合、95%を超える追跡可能率を維持する必要があると定めています。商品カテゴリーで追跡可能率が95%を下回ると、そのカテゴリー内でFBA(フルフィルメント by Amazon)以外の商品の出品が制限される場合があります。また、お急ぎ便関連プログラムおよび納期保証型マケプレお急ぎ便の利用資格に影響する場合もあります。
期日内配送率(OTDR)は、配送状況が追跡されている配送すべてのうち、お届け予定日までに配送された注文の割合です。期日内配送率は、出品者出荷にのみ適用されます。
期日内配送率のパフォーマンスは、出品者が適用できる配送所要日数を決定する際に考慮されます。配送所要日数を短く設定すると、購入者により速やかな配達を約束することになり、転換率を向上できます。
高い顧客満足度を確保するため、97%を超える期日内配送率を維持することが推奨されます。ただし、現在のところ、パフォーマンスの目標を達成できない場合でもペナルティはありません。
パフォーマンス指標が低くなるのは、購入者を満足させることができずに低い評価が付けられたことが原因です。出品者は問題の原因を突き止め、以下のいずれかの方法で購入者と連絡を取る必要があります。
詳しくは、マーケットプレイス・メッセージ管理の定型文をご覧ください。