Amazonでは、出品商品一覧および購入手続き画面ページで、購入者にお届け予定日をお知らせします。この予定日の根拠となるのは、購入者が商品を注文した時点から、商品が購入者の住所に配送されるまでの所要時間です。この計算には、出荷作業日数と配送所要日数の2つの要素があります。このヘルプページでは、出荷作業日数について説明します。
出荷作業日数(所要日数または出荷作業時間とも呼ばれます)とは、購入者が商品を注文した時点から、出品者が商品を配送会社に引き渡すまでの所要時間です。出荷作業日数は、出品商品一覧および購入手続き画面ページで購入者に表示される、お届け日の計算の中に含まれます。
出荷作業日数を設定するには、以下の3つの方法があります。
商品にSKU固有の出荷作業日数を設定すると、デフォルトの出荷作業日数より優先されます。
出荷作業日数の自動設定を有効にすると、デフォルトの出荷作業日数およびSKU固有の出荷作業日数より優先されます。ただし、出荷履歴が不十分である場合、または上書きの例外が承認される場合を除きます。出荷作業日数の自動設定に必要な履歴および上書きの例外に必要な履歴については、以下のセクションをご覧ください。
出荷作業日数の自動設定(AHT)
出荷作業日数の自動設定では、SKUごとの過去のパフォーマンスに基づいて、出荷作業日数と注文数の上限が自動的に設定されます。出荷作業日数の自動設定では、長すぎる出荷作業日数(出荷作業日数の差とも呼ばれます)を短縮するのに役立ちます。出荷作業日数が長すぎると、お届け日が購入者にとって魅力的ではなくなり、出品者が手動で設定したよりも処理に時間がかかり、出荷遅延につながる可能性があります。出荷作業日数の自動設定では、各SKUを配送会社に渡すまでにかかる日数に基づいて、SKUごとにより正確な出荷作業日数が設定されます。これにより、出品者は出荷作業日数を手動で見積もり、設定する必要がなくなります。また、出荷作業日数の自動設定を有効にすると、Amazonにより出荷日に影響する計算が行われるため、出荷遅延率(LSR)が出荷遅延率ポリシーの要件を満たさなくても、出品者出荷の出品は停止されません。
出荷作業日数の自動設定を有効にすると、SKU固有の出荷作業日数とデフォルトの出荷作業日数の両方より優先されます。新しいSKUについては、出荷作業日数の自動設定(AHT)における過去の出荷作業日数が確認され、正確な出荷作業日数が設定されるまでは、手動で設定したSKU固有の出荷作業日数が使用されます。SKUに固有の出荷作業日数がない場合は、デフォルトの出荷作業日数が自動的に使用されます。これにより、新しい商品を出品した時点から、すべての出品商品で出荷作業日数を達成できます。
カスタム商品、重くてかさばる商品、ハンドメイド商品、要期限管理商品、メディア商品のSKUなど、特定の商品タイプについては、SKU固有の出荷作業日数を手動で設定する例外をリクエストできます。これにより、AHTの設定内容が上書きされます。出荷作業日数の例外をリクエストするには、Amazonテクニカルサポートにお問い合わせのうえ、出荷作業日数の例外が認められるチケットを作成するよう依頼してください。出荷作業日数が予測できず、履歴の使用が不正確になる可能性があるSKUについては、この操作を実行することをお勧めします。
出荷作業日数の自動設定では、出荷履歴に基づいて注文数の上限も設定されます。また、配送設定でこの設定を手動で更新することもできます。注文数の上限とは、1日に出荷できる注文数の上限です。この上限に達すると、その注文を出荷するための出荷作業日数が1日延長されます。たとえば、通常は1日に100件の注文を出荷しており、出荷作業日数の自動設定で注文数の上限が100に設定された場合、101件目の注文を受けると、それ以降のすべての注文では処理するための日数が1日追加されます。これは、需要が高くなることにより注文が急増した場合に役立ちます。
出荷作業日数の自動設定を有効にするには、次の手順を実行します。
2024年9月25日以降、設定した出荷作業日数と実際の出荷作業日数に2日以上差がある場合、出荷作業日数の自動設定は自動的に有効になり、無効にすることはできません。出荷作業日数の自動設定では、出品者に代わって正確な出荷作業日数が設定されます。これにより、お届け日が購入者にとって魅力的になり、通常、売り上げが向上します。出荷作業日数の差は、過去40日間の出荷を使用して、直近の10日間を除く30日間にわたり計算されます。出荷作業日数の差を確認するには、お届け予定日ダッシュボードをご覧ください。
SKU固有の出荷作業日数
SKU固有の出荷作業日数を設定することで、デフォルトの出荷作業日数とは異なる(つまり短いまたは長い)独自の出荷作業日数を設定できます。商品にSKU固有の出荷作業日数を設定した場合、デフォルトの出荷作業日数より優先されます。しかし、出荷作業日数の自動設定が有効である場合、SKU固有の出荷作業日数が自動的に設定され、手動で設定したSKU固有の出荷作業日数より優先されます。特定のSKUに対して出荷作業日数の例外がある場合は、SKU固有の出荷作業日数のみが使用されます。
各商品にSKU固有の出荷作業日数を設定または更新するには、以下の手順を実行します。
SKU固有の出荷作業日数を一括で設定または更新するには、次の3つの方法があります。
デフォルトの出荷作業日数
デフォルトの出荷作業日数はアカウントに登録されているすべての商品に設定され、SKU固有の出荷作業日数が設定されていないすべての商品に適用されます。出荷作業日数の自動設定を有効にすると、出荷履歴のないSKUにはデフォルトの出荷作業日数が使用されます。アカウントのデフォルトの出荷作業日数は、即日または1日のいずれかに設定できます。
デフォルトの出荷作業日数を更新するには、以下の手順を実行します。
注文の出荷作業日数を即日に設定する
即日出荷を設定するには、アカウントのデフォルトの出荷作業日数として即日出荷を設定するか、セラーセントラルの全在庫の管理ページまたはフィードファイルで出荷作業日数を0に設定してSKU固有の出荷作業日数を更新できます。これにより、一部またはすべての商品に対して簡単に即日出荷を設定できます。
また、通常配送およびお急ぎ便のオプションでは、配送パターンで出荷作業日数を即日に設定できます。ただし、この機能を利用できるのは、高い配送パフォーマンス基準を満たしている出品者のみです。詳しくは、即日出荷に関するよくある質問をご覧ください。
出荷作業日数が即日の場合、注文締め時間より前に受けたすべての注文について、出荷遅延を防ぐため注文を受けた当日中に出荷し、出荷通知を送信する必要があります。注文締め時間を過ぎてから受けた注文はすべて、注文を受けた翌営業日内に出荷し、出荷通知を送信する必要があります。即日の出荷作業日数を有効にする場合は、通常の配送設定で注文締め時間も設定する必要があります。デフォルトでは、デフォルトの配送先住所の現地時刻は午後2時に設定されます。
たとえば、即日出荷で注文締め時間を昼の12時に設定し、月曜日の午前11時に注文を受けた場合、その注文は、注文を受けた当日に出荷し、出荷通知を送信する必要があります。注文締め時間を過ぎた月曜日の午後4時に注文を受けた場合、その注文は火曜日までに出荷する必要があります。
出品者出荷の注文の出荷予定日は、注文日+出荷作業日数に基づいて計算されます。たとえば、デフォルトの出荷作業日数が1日の場合、夜中の12時より前に受けた注文の出荷予定日は翌営業日になります。即日出荷では、出荷遅延を防ぐため、注文締め時間より前に受けたすべての注文について、注文を受けた当日中に出荷し、出荷通知を送信する必要があります。即日出荷では、注文締め時間を過ぎてから受けた注文はすべて、注文を受けた翌日中に出荷し、出荷通知を送信する必要があります。
アカウントの出荷遅延率の要件を満たすためには、出荷予定日までに注文の出荷通知を送信することが重要です。期日内に商品を出荷しても、出荷予定日までに出荷通知が送信されない場合は、出荷遅延とみなされます。期日内に出荷しないと、出荷遅延率に影響する可能性があります。注文の急増を防ぐ方法については、注文数の上限の変更をご覧ください。
マケプレプライム(SFP)とお急ぎ便関連プログラム(マケプレ当日お急ぎ便、マケプレお急ぎ便、マケプレお急ぎ便(翌々日))の場合、出荷遅延を防ぐため、出品者は注文締め時間より前に受けたすべての注文を当日中に出荷する必要があります。即日出荷では、注文締め時間を過ぎてから受けた注文はすべて、注文を受けた翌営業日までに出荷し、出荷通知を送信する必要があります。
このページでは、SKUごとの実際の出荷作業日数と一致するように設定するための、理想的な出荷作業日数に関するAmazonの推奨情報を確認できます。これらの推奨情報を使用して、SKUの出荷作業日数を手動で調整するか、出荷作業日数の自動設定(AHT)を有効にするかを選択できます。出荷作業日数の自動設定を有効にする場合、すべての推奨情報が適用されます。
Amazonでは、十分な配送履歴があるすべての商品について、出荷作業日数に関する推奨情報が作成されます。ある商品について、現在設定されているASIN固有の出荷作業日数よりも早く処理できる能力があることが明らかな場合は、その商品の出荷作業日数を短く設定することをお勧めします。設定した出荷作業日数よりも出荷作業に時間がかかる商品については、出荷作業日数を長く設定することをお勧めします。推奨情報は、SKUごとの直近の出荷作業日数に基づいて定期的に更新されます。これにより、商品の配送に対応できる最新の処理能力が確実に反映されるようになります。
出荷作業日数の自動設定を有効にしない限り、出荷作業日数の設定を適宜監視し、更新することをお勧めします。出荷作業日数を正確に設定すると、購入者に表示されるお届け日が変更されます。また通常、正確な出荷作業日数が短くなると、売り上げの増加につながります。セラーセントラルで出荷作業日数に関する推奨情報を確認するには、以下の手順を実行します。
出荷作業日数がAmazonにより推奨される最新の値に自動的に更新されるようにする場合は、出荷作業日数の自動設定を有効にすることをお勧めします。これにより、出荷作業日数に関するAmazonの推奨情報と出品者の過去のパフォーマンスに基づいて、SKUごとの出荷作業日数が設定されます。また、出荷作業日数の自動設定が有効である場合、出荷遅延率(LSR)が出荷遅延率ポリシーの要件を満たさなくても、出品者出荷の出品は停止されません。
出荷作業日数の設定ページには、SKUの出荷予定日の算出に使用される出荷作業日数と、出荷作業日数の割り当て方法のソースが表示されます。ソースには次のオプションがあります。